アメリカで働く:就職/転職するときに絶対確認したい福利厚生5つ

私は今まで、アメリカで何度か転職しましたが、実体験から考える 就職/転職時に絶対に確認したい福利厚生(ベネフィット)5つ について記事にしたいと思います。

私は最近になってやっとこれらのことを気にするようになりましたが、正直、新卒の時に知っておきたかったです。

アメリカでこれから就職/転職しようとしている方へ、少しでも参考になれば幸いです。

この記事はビザの問題が無い前提で書いています。

ビザの問題がある場合(OPTで就職してH1-B支援が必要な場合など)については、別途記事にしています。

【実体験】アメリカに住みたい!?留学前に考えたいビザの話

アメリカ留学から就職!F1ビザ→OPT→H1Bを目指すときの留意点(e-Verifyなど)

①401kマッチング率

1つ目は言わずもかな、401kの企業が拠出する分のマッチング率。

日本でも最近は確定拠出型年金などがあるので、馴染みのある方も多いかと思いますが、401kのマッチング率は会社によってまちまちです。

例えば、私の前勤めていた会社は4%ほどだったと思いますが、今の会社は7%近くあります。

それだけでも数千ドルの差になるのですが、401kの企業拠出分には税金がかからないので、額面年収としての恩恵はさらにその拠出額から1.3倍とかそのくらいになるかと。(401kは課税繰延口座への入金なので、リタイア後出金時には税金がかかります。また、401k口座に振り込まれるため、すぐに出金することはできません。)

この額面年収に換算した恩恵とはどういったことなのかと言うと、例えば、企業が拠出して401kへ入金される分の差が転職先候補のA社とB社で3000ドルあったとして、税引き後に自分で3000ドルの積み立てをしようと思うと、(所得に基づくタックスブラケットにもよりますが)4000ドル~5000ドル年収としてプラスにならないと、3000ドル積み立てることはできません。

年収が上がれば上がるほど、3000ドルを手取りで増やそうとしたときの額面年収の上げ幅が大きくなるので、企業が税引き前に拠出してくれるのはさらに魅力的思えます。

②医療保険とHSA拠出可否

アメリカの医療保険がバカ高いことは既知のことと思いますが、会社によってプランも全然違います。

複数医療保険の選択肢を用意してくれている会社もあるので、持病をお持ちの場合や継続的に通院が必要な方は特に注意が必要です。

また、不妊治療などもカバーされているプランがあったりするので、そういったことも考えて選ばないと、後々ものすごい金額の請求書が届くことになります。

HSA拠出可否

HSAは2020年の時点で、一番タックスベネフィットの多い口座だと言われています。

基本的には医療費として使うお金を税引き前に貯めておく用の口座ですが、運用益にも非課税で、しかも老後は医療費目的でなくても、Roth IRA口座のように非課税で引き出し可能です。

入金時、運用益、出金時の3段階のタックスベネフィットがあるのは現時点でHSAだけです。

ただ、HSAへの拠出可否は、医療保険によって決まっており、HSAが利用できない医療保険もあるので、確認が必要です。

HSAについてはこちらもどうぞ▼▼
アメリカでDINKS…子なし夫婦の税金対策

HSAの拠出上限はIRAや401kへの拠出上限に比べて少ないですが、本当にタックスベネフィットの多い口座なので、企業がHSAに入れる医療保険をオファーしていて、若いし病院にはあまりかからないという方でしたら、HSAへ拠出できるからという理由で医療保険を選ぶのもアリかと思います。

ちなみに我が家は完全にHSAに拠出できるからという理由で選んだところあります。

今後状況が変わったり、定期的な通院が必要になるような事態になったら、また再検討する必要はあるかと思います。

③その他年金など

企業によっては独自に年金制度を設けているところもあります。

また、私の会社では、年齢に応じてマッチ金額を引き上げる制度があるのですが、これもある種年金としてカウントできるかと思います。

例えば、仮に30代前半の私は401kマッチングの他、+3%年金口座に企業が積み立ててくれるとして、50代前半の人はそのマッチが+5%ある…といった感じです。

年齢に応じて上がっていくので、私もこのままずっと勤めれば、年収の上下関係なしに、年金分のマッチングパーセンテージが上がっていくことになります。

年収が低いうちは大した額じゃないと思いがちですが、だんだんと年収が上がるにつれ、バカにできない額になっていきます。

また、年金として企業が拠出してくれるので、入金時の税金はかからなかったり(少なくとも弊社の制度ではそうです。リタイア後の出金時には401kと同じくかかります。)と、同じ数千ドルの積み立てでも税引き後の積み立てよりもお得にできるのです。

こういった制度があるのかどうかなども、就職/転職時に加味した方が、トータルで得することもあります。

④交通費手当

交通費手当というと、公共の交通機関を使う場合のみだけの支給に聞こえますが、田舎では車が必需品で、車に対する交通費手当が出る会社もあります。

特に、車で外回りの営業などをしないといけない場合、社用車を用意する会社もあれば、一定の額をガソリンやメンテナンス費などに対する手当として支給する会社もあります。

また、交通費手当の出ない会社でも、レギュレーションにより、自家用車を会社の都合で仕事に使った場合は、1マイル当たりいくらかの手当が受け取れるはずですが、日常的に自家用車を会社都合で仕事のために使わないといけない場合は、前述のように一定額が支給となる場合もありました。

我が家でも夫の会社がそのようなシステムになっており、バカにならない金額を交通費手当として受け取っています。

私の会社は原則社用車を利用しないといけないので、万が一自家用車を仕事で使用した場合のみ、1マイル当たりの手当を申請できます。

⑤年間休日

年間休日も会社によって規則がいろいろと違っているので確認が必要です。

単に年間15日とあっても、15日が入社当日に支給されるのか、1か月ごとに12分の1ずつ支給されるのか(1年間働いた時点で15日分の有休支給となる)など、支給のされ方が違う場合もあります。

また、1か月ごとにたまっていくにしろ、入社日に一気にもらえるにしろ、15日超過した場合は持ち越せるのか、持ち越せるにしても全数持ち越せるのか、一定日数だけなのか、又は超過時は強制消化なのか(消えてしまうのか)買い取ってもらえるのかなど、色々と入社前に確認しておいた方がいいかと思います。

年間有休数は交渉で増やすことができる可能性も!

さらに有休の数は交渉次第でもっと貰えるかもしれないベネフィットの一つです。

入社時一括支給ではなく、1か月ごとにためないといけないという規則がある会社でも、初めから一定日数のBalance(残り有休日数)を付けてもらえる可能性があります。

オファーを受け取ったら、その時点で会社側はあなたに来てほしい!という意思を持っているということなので、今度はその立場を活かして、納得がいくまで交渉してみると、良いベネフィットが引き出せるかもしれません。

まとめ

最後になりましたが、アメリカでオファーを複数もらい、候補の会社の待遇やベネフィットを比較しているときというのは、色々と悩むかと思いますが、内定をいくつももらって期待で胸が膨らむ一番楽しいときですよね。

私もアメリカで転職を何回かしましたが、総合的にみて一番良い判断ができると、その後の仕事に対するやる気にも影響します。

上記のようなベネフィットには、交渉でさらに良くできるもの、または会社規定で一律のものもありますが、注意してみると色々と各社福利厚生に差があるかとおもいます。

5つのなかには含めなかったですが、オンサイトにジムがあるかどうかが大きな判断基準になるかたもいるかと思います。

または、最近では電気自動車の充電ステーションなんてのもベネフィットであったりします。(駐車場の一番いいところに社員なら無料で使える電気自動車用の充電ステーションが設置してある…など)

なにが魅力的かは人それぞれですよね。

もちろん入ったあとにしかわからないこともありますが、ベネフィットは入社前にもある程度教えてもらえるので、納得できるまで人事の担当者に聞いてみるといいと思います。

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