アメリカ留学から就職!F1ビザ→OPT→H1Bを目指すときの留意点(e-Verifyなど)

アメリカ留学の理由は人それぞれかと思いますが、アメリカで働いてみたい!とか、ゆくゆくはアメリカに移住したい!と考えている留学生の方もいるかと思います。

私はどちらかというと、流れに身を任せる派だったので、アメリカ留学中もあまり将来のことは何も考えず、ただただ楽しく過ごしましたが、結果的にアメリカ在留者となりました。

今はトランプ政権下で、アメリカのビザ取得もかなり難しくなってきていると聞きます。

私も良く「アメリカに残りたい」とか「アメリカで働くにはどうしたらいいか」などなど、学生さんなどから相談を受けるのですが、アメリカ在留を目指す留学生の方へ、アメリカで働くための流れと留意点について、簡単に綴りたいと思います。

アメリカ留学からアメリカでの就職の流れ

アメリカの大学にFビザ(学生ビザ)で行き、ちゃんと卒業すると、OPTという期限付き(原則1年間)で”研修者”としてのアメリカ在留資格がもらえます。

そしてこの資格を持っていると、アメリカでの就労が可能になるのです。

そのOPTで就職先を見つけるのが、アメリカ就職への第一歩といっても過言でないかと思います。

アメリカへの学部留学生は、たいていの場合職歴があるわけではないかと思うので、いきなりアメリカの労働ビザの取得は望めません。

米大卒なら誰でもどこでも就職できるわけではない。

ちなみに…OPTは基本的には自分の専攻と関係ある職種にしかつけません。

なので、関連性のある業界や業種を目指すのが賢明です。

また、基本的には期間限定の研修ビザと同じなので、ビザサポートあるかどうかの確認をしないと、原則1年の期間限定の就労となります。

ということで…

OPTで入社前に確認すること

ざっくりと

  • OPTの学生受け入れ実績
  • HビザなどOPT後のビザサポート
  • e-Verifyについて

では、一つずつ見てみましょう。

OPTの学生受け入れ実績

まずはOPTの学生を受け入れているかどうか。

実績があればあるほど、慣れているので好ましいです。

移民の受け入れに慣れていないと、あとで揉めることがあったり(こんなにも手続きに時間とお金かかるなんて聞いていない…など)、最悪書類の不備などがあり、お互いに疲弊します。

Hビザサポートの有無

OPTで受け入れてもらうときに、OPT期間終了後もアメリカに留まりたいという意思がある場合、ちゃんと交渉しておかないと1年足らずで日本に戻らないといけなくなります。

Hビザのサポートにはお金も時間もかかるため、入社前にビザサポートがあるかどうかを確認しましょう。

また、ビザサポートがあったからと言って、確実にHビザがもらえるわけではありません。

Hビザには「抽選」という要素があるため、どうしても運次第となってしまうのですが、アメリカで働き続けたい場合、まずはビザサポート有りの企業に絞って就職活動を。

e-Verifyってなに

Hビザは抽選だから、必ず当たるわけではない…と書きましたが、1年目の抽選でHビザに落ちてしまった場合、どうしたらいいのか。

一応、分野は限定的ですがOPTの延長をすることができる場合があります。

STEMといわれる分野…

  • S=サイエンス
  • T=テクノロジー
  • E=エンジニアリング
  • M=マス(数学)

の略でSTEMなのですが、この分野を専攻後、関連業界に就職した場合はOPTの延長を申し込むことができます。(2018年現在で最大2年まで)

ただ、これにも少し制限があり、雇用主がE-Verifyというシステムを導入している場合のみ…とのこと。

e-Verifyとは、就職をする際に、雇用主が候補者のバックグラウンドチェックをするのですが、e-Verifyも一種のバックグラウンドチェックのようなもの。

一応アメリカ政府公認のシステムということで、アメリカ政府が「この人は合法的にアメリカで働ける人です」とう身元証明だそうです。

ただし、このe-Verify…誰でも「身元確認お願いします~」といった感じでできるわけでなく、雇用主自体がe-Verifyを導入していないとダメとのこと。

なので、いくらSTEM系の学部を専攻して、関連業界に就いたからといって、そもそも雇用主がe-Verifyを導入していないと、OPTの延長申請すらできないのです。

e-Verifyを導入している雇用主(企業)は、こちらのウェブサイトで調べることができます。

e-Verify: Participating Employers

地域ごとにどの企業が加盟/導入しているのかが調べられるので便利です。

STEM系の専攻でアメリカの大学を出て、OPT→H1Bでアメリカに残りたい場合、1年目でH1Bビザが取れない可能性もあるので、その先も見据えつつe-Verifyを取り入れている雇い主に絞って就活するのも、合法的なアメリカ在留確立を上げる一つの手です。

その他の注意点:卒業のタイミング

もう一つ、どうしても書いておきたいのは、卒業のタイミングについてです。

H1Bビザは、1年に1回だけしかビザ申請のタイミングがないので、卒業のタイミングによっては、その年のビザ申請に間に合わない場合もあるのです。

具体的には、H1Bビザの申請書類の中に、Supporting Documentとして卒業証書も含まれているのですが、4月初旬の申請時に卒業証書が手元にないと、書類の不備…ということで、その年の申請ができない場合あるとききます。

すると、OPT期間が1年として、原則H-1Bビザの申請チャンスはOPT期間中1回となるので、OPTが延長できない限り、アメリカ在留資格を失い、せっかく就労中でも退社して日本に帰国しないといけない状況も出てきます。

ということで、OPTからHビザの準備期間を考えると、一般的に卒業のタイミングは年末ではなく、~8月ごろまでの方が有利…と考えられているので、卒業時期が選べるなら、OPT期間とビザ申請のタイミングも鑑みて、卒業時期を決めるのが得策です。

ビザの申請は本当にややこしく、少しでも違法滞在期間ができてしまうと、今後アメリカへの入国時にトラブルとなる可能性もあります。(たとえ観光目的で来たとしても。)

また、ビザはケースバイケースのことが多く、一概に「こうです!」と言うこともできません。

Fビザなどの申請はご自身でされた方も多いかと思いますが、Hビザや永住ビザ(グリーンカード)など、どんどん複雑になってくると、移民法などに強い弁護士にお願いするのも一つの手ではあります。

参考までに、私がいつも見ている移民ビザ系の情報がたくさん載っているウェブサイトのリンクを貼っておきます。

immihelp

すべて英語になりますが、ここのサイト、Hビザ申請時だけでなく、永住権(グリーンカード)申請などについての情報もすごく多いので、めちゃくちゃ役に立ちました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください