【アメリカ移住】老後もアメリカに住むのか日本に帰るのか問題

アメリカ移住、人によってはアメリカという国自体に憧れをもってアメリカを目指した方もいれば、仕事の成り行きでアメリカに流れ着いたという方もいれば、配偶者がたまたまアメリカの人だったという理由でアメリカに来たりと、アメリカに来る理由は様々だと思いますが、みんな口々に言うのは「老後どうしよう」ということ。

私も夫も、一時でもアメリカで教育を受けたので、子供のことを考えるとアメリカだね…、と将来の子育てを見据えて大学卒業時、アメリカで働こう!と決めました。

実際には学部卒ではアメリカで仕事に就けなかったので、大学院に行くことになりましたが、その後無事に就職し、アメリカで永住権も取り、今も仕事できています。

目次

老後はどっち?アメリカ?日本?

もとはといえば子育てのことを考えて選んだ環境ではありましたが、それなりに仕事でもステップアップできているので、子供はいませんが、そのまま家も買い、年収アップのために転職も重ねつつアメリカに残っている状態です。

それに関しては、後悔の念は全くありません(少なくとも私は。夫もないといっていますが…)

ただ、不妊なのか子供が全然できる気配がない今、このまま将来的にもアメリカにいるのが良いのかどうか…という問題が私たち夫婦間で日に日に大きくなってきているのでした。

このまま子供がいない生活が続けば、アーリーリタイアもできそうなので、そうなったときに、そのあとどこに住むのかは、今大きな課題です。

アメリカでの老後を考える

今住んでいるところは好きですし、だんだんと少なからず知り合いも増え、とても楽しい毎日を送っています。

また、レストランやお店やら、色々と近所にお気に入りスポットが増えてきているのも、楽しい生活を送れている一因です。

が、アメリカで老後を送るにあたり、漠然とした不安もあります。

  • 銃社会である
  • 自分たちはマイノリティである
  • 医療費/保険料が高額
  • 車社会である
  • 固定資産税が高額

主に、アメリカに残る…と決断したときに残る不安として、ぱっと挙げられるのはこんな感じです。

上の2つを除いて、お金さえあれば簡単に解決できるような話ではありますが、上2つはどうしようもありません。

また、当のお金の問題も、アメリカで送る老後のことを考えると、快適に暮らすためには数億単位で必要になってくるので、ここは本当に悩みどころです。

日本だったら、もしかしたらその半額くらいで、車もいらないし、銃で撃たれる心配もない、安心できる生活を送れそうな気がしてしまうのです。

日本での老後を考える

反対に日本での老後に対する不安は何だろうと考えたとき

  • コミュニティに馴染めるかどうか
  • 外国人の夫への負担
  • 米→日本への資産の移動

こんな感じでしょうか。

1つ目と2つ目はほぼ同じような悩みですが、1つ目は仮にも日本人である私も含めて(文化も言葉も知っているけど)、ある程度歳を重ねてから、新しいコミュニティに入っていくのは、とても大変なことじゃないかなと思うのですがどうでしょう。

こればっかりは性格の問題もあるかもしれませんし、入っていくコミュニティにもよるかもしれません。

ただ、少なくともアメリカにいる限り、夫婦ともに言語の壁はあまり感じないのですが、日本語ができない夫にとっては、日本での老後生活は格段にハードルが高いようにも思います。(本人は日本も良いと思うとは言っていますが…。)

さらに、頭が痛くなるようなことの一つに、資産の移動もあります。

今まではアメリカにとどまる前提で資産形成をしてきたので、資産を移動しないといけない際の税金対策などは考えていませんでした。

ただ、Exit Taxの存在も話に聞くので(アメリカ国籍/アメリカ長期居住者(グリーンカード保持者)が、グリーンカード返納などUS personを離脱する際にかかる税金などがある)、もし本当に日本へ戻る意思が固まった場合は、専門家を交えて綿密な計画を立てないといけないことになります。

まぁそれで済むことになるといってしまえばそれまでなのですが。

どちらの国に住むことになっても、年金はあきらめている

最後に年金について、これはもういろいろな国で働くようになってから、夫婦ともに諦めていたことでもあります。

アメリカの場合、Social Securityが日本の年金に相当しますが、一応10年アメリカで働いてSocial Securityタックスを収めた実績があれば、受け取り資格はあるようです。

それでも、35年間の給与をもとに計算されるので、金額としては微々たるものでしょう。

日本にいたとしても、社会人になってから住んでいない日本での年金は受け取れと思っていたので、もともと期待していません。

ただ、過去に働いていた国で、日本の年金制度と提携のある国はあるのようなので、仮に日本に帰ったとしたら、その期間分、手続きをして、老齢年金をもらうまで日本で年金を収めれば、受取額0円という事態は回避できるでしょう。

現時点ではリサーチ不足で、あまり年金についての知識はありませんが、この老後は日本で…という話が現実味を帯びてきたら、専門家に相談することにしようと思います。

それよりも何よりもアメリカで老後を送るつもりで資産形成に励んでいれば、日本での老後資金は難なくカバーできる額にはなっているだろうと思います。

(日本でもアメリカでもどこに住むのかにもよるかと思いますが、)それくらい生活費の試算に差があるので。

老後はアメリカ?日本?問題

この問題、在米邦人の永遠の課題なのではないかと思っているのですが、若いうちから絶対アメリカ!とか、我が家は日本!とか決められている方々は、どのような経緯でそのようになったのか、是非知りたいです。

また、お子さんがこちらで教育を受けていたり、親戚一同こっちにいるとか、そういった理由も決断にもちろん影響するかと思いますが、少なくとも共働き1世DINKSで、こちらにとどまる理由も「まぁ今住んでいるところが何となく気に入っているから」という理由以外全く見つからなくて、漠然ともやもやしています。

まだまだ本格的に”老後”といえるまで、30年以上あるのですが、計画なくして人生進むのが苦手なため、今すごく悩んでいます。

ブログにはこれからも考えをまとめるという意味でも、定期的にこのテーマについていろいろと書いていきたいと思います。

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