アメリカでアーリーリタイア:FIREするには5億円くらいないと無理?

最近、FIREとかいう言葉がアメリカでも流行っていますが、何の話かと思えば、Financial Independence, Retire Earlyの頭文字をとったものらしいです。

アーリーリタイアやセミリタイア…言葉には憧れますが、ある程度支出の多い生活をしていると、なかなかケチケチ節約が出来ません。

私たち夫婦の間でも、たまに話題になりますが、「やっぱり5億円くらいないと、無理」という結論になりました。

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暇があっても、お金がなきゃ楽しくない

こればっかりは、個人の価値観の違いによるのですが、私たちは旅行もしたいし、美味しいものも食べたいし、快適で良いホテルにも泊まりたいし、欲しいものもたくさんあるし、好きな車に乗りたいし…と、色々と欲張りです。

なので、アーリーリタイアということに憧れを抱いたとしても、そこまでの道のりでケチケチしないといけない…なんてことは、絶対にイヤ。

また、快適さのために働いて労働収入を得るのはあまり苦ではありません。

逆に、1年でも早くアーリーリタイアするために、美味しいものや欲しいものを我慢するのはとても難しいのです。

こればっかりは性格的なものなので、落とし所を決めようと言うことになり、夫と話し合った結果、私たちは55歳ぐらいでアーリーリタイア(完全リタイア)ではなく、好きなことを仕事にできるくらいのセミリタイアを目指すくらいがちょうどいいのではないか?と言うことになりました。

リタイアまでに5百万ドル=5億円くらい欲しい!

と、倹約があまり得意でない私たちは、リタイア後の家計を試算してみると、5億円程ないと無理!という結論に達しました。

4%ルールでも、年間2000万円!

老後資金の法則で4%ルールというのがありますが、とーっても端的に言うと、資産額の4%で生活費を賄えると、老後困らない…というもの。

2000万円という金額だけ聞くと、結構多い感じもしますが、もちろん税金はかかります。

完全非課税で引き出せる講座での運用もしているので(Roth IRA)、そこからの引き出しには税金がかかりませんが、401kからの引き出しは課税対象ですし、普通の証券口座の運用益にももちろん税金がかかります。

ということで、4%ルールで年間2000万円といっても、実質生活に当てられる金額は、もう少し低くなりそうです。

アメリカでは医療費がものすごく高いですし、インフレも心配だし…そして老後、暇になった時の趣味や旅行なども加味し、今の生活水準を保つためにはこれくらい必要になりそう…という結論です。

アメリカのフィナンシャルプランナーもFIREには5億くらい必要とのこと

少し前にスージーオーマンという、アメリカのミリオネアでフィナンシャルプランナーである人の記事がネットメディアに掲載されていたのですが、「万が一のことだけでなく、将来の不確定性を加味すると、5百万ドル(簡易的に1ドル100円で計算した場合、約5億円)ないと、後々困ったことになるかも。」とのこと。

賛否両論あり、一時ネットが荒れたその時の記事のリンクはこちら→Retire Early? You need ‘at least $5 million,’ according to Suze Orman

私も心配性なので、基本的に彼女の意見に賛成です。

また、一番怖いのは、40代でリタイアして、50代は大丈夫だったけど、60代になってから何かあったり、もしくは思っていたよりも資産の減りが早いとかで、もう少し資金を作る必要がある…となった場合、40代で就ける仕事と、50代で就ける仕事、そして60代で就ける仕事には大きな差があるということ。

若い時には少しぐらい失敗しても、盛り返せるけど、ある程度年齢を重ねると、失敗→持ちなおし…のハードルがとても高くなってしまいます。

なので、仮に将来の不確定性が影響して、今の資産だと1億円くらいでリタイアできたとしても、今後のことは誰もわかりません。

と、こんなことをいうと、「じゃぁ永遠にリタイアできないじゃないか!」となるかもしれませんが、そんな不確定性を加味して、妥当だと自分で思える金額が、5億円…ということで、私たちはこの金額で落ち着きました。

私たちは早く働くのをやめたい…とかそういった感覚は今のところ少ないので、ほどほどに節約しつつ(切り詰めるところまではできないので)地道に資産を築いていきたいと思います。

まずは最初の10年…2028年までに$1 Million(上述の為替で1億円ぐらい)が目標です。

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