アーリーリタイアをするにあたり、いくつかリスクやデメリットも当然あるのはわかっているのですが、今日はその一つについて記事にします。
アーリーリタイアを達成するまでは、全力で資産形成マラソンを走り抜けますが、そのマラソンに必要なエネルギー源はほかでもない給与所得だという方がほとんどですね。
我が家の場合もそうです。
アーリーリタイアを志す方は、その給与所得に頼らなくても生活できる状態を目指すので、アーリーリタイアをすると同時に給与所得がなくなるかと思います。
我が家も、アーリーリタイア=今の8時~5時の仕事を辞める…ととらえているので、当然アーリーリタイア後に給与所得はなくなります。
ただ一つ、それに関していつもデメリットとして頭にあるのは、アーリーリタイアをするために、人生で一番お金が稼げるであろう時期をあきらめなくてはいけないということ、そしてそれは若くて一番お給料が少ない時期だけで資産形成しないといけないということです。
「もったいない…」アーリーリタイアをしようと思っている…と、少し上の年代の方に相談すると、決まって返ってくる言葉がこれです。
目次
サラリーマンを辞めるという選択のデメリット
会社員生活は、大変ですが毎月お給料が貰えるので、あまり何も考えなくてもサラリーマンを続けている限り、生活に困ることはないでしょう。
インターネット上でも、お給料は中毒性があるといっている方もいらっしゃるくらいで、あまり何も考えなくても大丈夫な生活をお給料によって送ることができているなら、感覚もだんだんとマヒしてくることでしょう。
でも、FIRE(アーリーリタイア)を目指す方々は、そんな生活からいち早く抜け出したいと思っていますね。
年功序列はアーリーリタイアを目指す人にとって不利
年功序列制度について考えてみると、アーリーリタイアを志すにあたってとても不利な制度だということがわかるかと思います。
私たち夫婦の会社は、幸いその限りではないですが、多くの日本の企業はまだ年功序列制度の影が色濃く残っているのではないでしょうか。
そうなると、若いうちは能力に関係なく、同期内でもある程度幅があるにしろ、大枠でレンジが決まっていて、それを逸脱して高いお給料をもらうことは難しいでしょう。
そんな中、その低い賃金でアーリーリタイアができるような資産を形成するとなると、ある程度リスクを取らざるを得ません。
アーリーリタイアのデメリットとしては、このまま何もミスせずに、数年、十年、十数年、数十年と勤め上げていけば、年功序列制度によりお給料がアップしていたであろう、その部分の恩恵を受けることができない、といった面があります。
戻る必要があったとしても、もとの位置には戻れない
さらに、もう一つのデメリットは、仮に新卒から10年勤めて、晴れてアーリーリタイアを達成したとして、場合によっては残りの人生60年以上その時点であるかもしれません。
そんな長い年月の中、常に順風満帆とは人生いかないでしょうから、何かしら問題が発生して、定期収入が必要になる場合もあるかもしれません。
そんな時、一度脱してしまったら最後、なかなか元のサラリーマンの軌道に戻ることは難しいでしょう。
さらに、30代前半で一旦サラリーマンを辞めるとして、50歳になってからもう一度就職しようと思ったときに、15年以上のブランクを経て運よく雇ってもらえることはあるかもしれませんが、周りのずっとサラリーマンだったキャリア20年以上の人と同じような年収は期待できないでしょう。
周りを見ていても思いますが、一度サラリーマンでなくなると、戻るのは難しそうです。
だからこそ、アーリーリタイアする際は万全に万全を期してしなければならないのですが。
アーリーリタイアの弊害は?
配当金生活を前提にしたアーリーリタイアで、もう一つ心配なのがローンの問題です。
肩書なくなる、ローン組めない
サラリーマンは何といってもローンが組みやすいですよね。
我が家は住宅ローンは組まずに買えるところを探して買いましたが、もしもこれからローンを組んで物件を買おうと思っている方は注意が必要です。
ただ、そもそもリタイア生活を送っている方からよく聞くのは、ローンを抱えてのリタイアはその分プレッシャーも高くなるので、ストレスになるとのこと。
考えてみるとそうですよね、毎月決まったお給料の支払いが保証されているわけではないので、その中からローンを払うとなると、結構なストレスだということは容易に想像がつきます。
よほど余裕のあるFAT FIREで、生活費よりも配当金の方がかなり上回っている状態でないと、ローンを抱えたままのリタイアはハードルが高そうです(不動産投資をされている方で、家賃収入をリタイア後の生活費にしている方は、ローンをもってのリタイアのが大多数で、その限りではないかと思いますが。)
少し話がそれましたが、それでもローンを組みたい場合、配当金生活しているとなかなか審査に通らないのではないか?という懸念も出てくるのです。
今後、アーリーリタイアが現実味を帯びてきたら、どんどんほかのデメリットも目立ってくるかもしれませんが、都度ブログに書いて、頭の中を整理していこうと思います。
幸い心配性なので、色々な可能性について事前に熟考して、幸せなリタイア生活を送るために!
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