【アメリカで家を買う】クロージング費用とは?&家の購入後にかかった出費

引っ越しって、労力もお金もかかって、とても大変ですよね…私たちが一番大変だったのは、家の購入代金の他にも、イロイロとかかってくる引っ越しに伴う費用…。

アメリカでアパートから一軒家に引っ越した際に、イロイロとかかった費用をまとめてみました。

目次

クロージングコストとは?(クロージングの際にかかる費用)

新居を購入する際、アメリカと日本で少し違うことがあります。

日本と違ってアメリカの不動産売買では、エスクローという売主/買主どちらの立場でもない「完全なる第三者」の立会いのもと、売買契約が交わされます。

クロージングの際、この第三者機関であるエスクローがこのクロージングコストを算出してくれるのですが、クロージングコストには次のような費用が含まれています。

  • エスクロー費用(売/買主で折半)
  • ホームインスペクション
  • 固定資産税
  • HOA(HomeOwners Association)費用
  • タイトル保険(一括現金購入の場合不要)
  • ローン関連代金(鑑定書発行費やローンの諸費用)

このうち、現金一括購入の場合不要なのは最後の2項目…タイトル保険とローン関連代金がなくなります。

家を購入した場所(税率などの差)や、現金で一括購入するのか、ローンを使って購入するのかにもより、金額にも差が出てきますが、クロージングコストだけでも数千ドル~数万ドルの出費になるので、家の購入代金(または頭金)のほかに、クロージング費用も頭に入れておかないと、後々あわててしまうことになります。

ちなみに、このクロージングコストを事前にシミュレーションできる便利なサイトがあります。

Mintrate.comの公式ホームページへジャンプ!

私はここのを使いました。(リンク先は私が家を買ったミシガンのレート計算のサイトですが、他の州に設定することもできます▲▲)

その他新居購入に関する出費

この先は、クロージング後…晴れて新居を手に入れた後、引越し関してかかってきた費用の備忘録です。

クロージング後の費用は節約しようと思えばどこまでも節約できるのかもしれませんが、それでも新居購入に関して必要経費としてかかってきて、塵も積もれば山となり…と、それなりの金額になってしまったので、綴ります。

引っ越し代

近距離で…しかも荷物もそんなにない引っ越しの場合以外は、何かしらの費用が掛かってくるかと思います。

たとえ、引っ越し業者に頼まず、自力で引っ越しをするとしてもU-Haul(レンタルトラック)を借りたり…など。

私たちの場合は、友達にピックアップトラックを借り、1日手伝っていただくことにしたので、かなり節約できたのですが、それでもお手伝いしていただいたお礼にご飯を御馳走したりと、数百ドル単位でかかりました。

Pest Control(害虫駆除)代

被害が拡大してからでは遅いので、虫嫌いな私は、害虫駆除専門業者の方に、家1軒の外注対策をしていただきました。

かかった費用は1年間で500ドルほど。

年に4回、四半期ごとに業者の方にきてもらって、消毒?のようなことをしてもらっています。

1回の値段は100ドルちょっとで、いつでも止めることができるようですし(都度払いで、年間契約とかではない)私たちは試しにやっています。

高いのか安いのか…日本の相場がよくわかりませんが、心に安心を…とのことで、保険料と考えています。

住宅保険

これはClosing date後、ランニングコストとして毎月かかる費用ですが、住宅保険に必ず入らないといけない(州や市など自治体によって違うかもしれないので、要確認!です。)そうなので、私たちも保険に加入しました。

家の値段やお住いの地域にもよりますが、大体平均額を調べると年間1000ドル〜といったところでしょうか。

私たちは、割引があるということで、車の保険と同じ会社にしたのですが、それでも、年間で1500ドルほどはかかっています。

税金…固定資産税

アメリカ、固定資産税かなり高額ですね…私も実際に払うようになってから、びっくりしました。

州や市など、自治体によって税率が違うのはもちろん、家自体の評価額によって差が出てくるので、不動産エージェントの方に購入前に必ず確認したいポイントかと思います。

日本の感覚でいると、持ち家にしたのにイマイチ固定費が減らない…なんてことにもなるので。

HOA費用

コミュニティに属してなければいらないのかもしれませんが、私の住んでいるところではHomeowners Association費用が徴収されます。

この費用は、主にコモンエリア(共用スペース)の管理にかかるお金や、その他コミュニティの維持費などに使われるのですが、日本のマンションでいうところの「管理費」といった感じ。

私の見た物件では、下は数十ドルから上は千ドル近くまで、月々の管理費にはばらつきがありました。(共用スペースにプールやテニスコート、ビーチなどが含まれていると高かったです。)

また、全体的に一軒家よりもコンドミニアムの方が管理費が高い印象です。

コンドミニアムは公共エリアが多かったり、共同の施設が充実している場合が多いので、(ジムやクラブハウスなど)その分管理費も高くつきます。

これもランニングコストとして毎月かかってくる費用なので、無視できません。

水道代は数ヶ月まとめて…というところが多い

水道代、払うのは当たり前ですが、庭の広さ(スプリンクラーの数やプールの有無)や自治体で設定されている水の値段の高さによって、金額に多少の差があるにしろ、数か月に一度、何百ドル以上もの請求が一度に来ます。

1ヶ月あたりの水道代を毎月払っていたら、あまり感じなかったかと思いますが、一気に何百ドル以上の請求が来ると、やっぱり別に予算を取っておかないと…という気になります。

アパートのときは、月払いのところが多い水道代ですが、一戸建てになると、市が管理する上下水道を直接使うので、支払いも市へ直接、四半期ごとにするところが多いと聞きます。

私も、しっかり予算を組んで、あとでビックリしないようにしています。

番外編:中古物件に入った時に追加でかかる費用

ココからは、私の友人談をまとめているので、漏れがあるかもしれませんが、一応備忘録的に綴ります。(私たちは新築だったので、以下の費用についてはかかっていません。)

鍵の交換

これはかなり重要度高し!です。

防犯対策ですが、私の知人にも、前住人が勝手に家に入っていたという刑事事件に巻き込まれた方もいたので…。

修繕費用

アメリカの中古物件は、そのまま住める家もありますが、色々と修繕が必要な物件もあります。

クロージングの際の交渉時、オーナー持ちで修繕をしてもらうようにもできるかもしれませんが、修繕が必要な物件の場合は、修繕費を買い手の負担にする事で、物件自体の値引き交渉を有利に進めることもできるかもしれません。

このへんは、日本の不動産売買と同じかもしれませんが、修繕が必要な箇所があると判断した場合、交渉をする事で、修繕費の負担を軽くすることができるかもしれません。

以上、家を買う時にかかった費用もろもろをまとめてみました。

家を持つって、こんなにお金がかかるとは…実際に購入してみるまで、知りませせんでした。

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