【アメリカで家を買う】寒冷地では必須な一軒家の冬支度とは?

アメリカで家を購入してから最初の冬は、本当にいろいろと初めてのことだらけで戸惑いましたが、今では一連の作業も10月ごろに「あぁそろそろだね…」といった感じで、スムーズにこなせるようになってきました。

ということで、我が家で実際に行っている冬支度をリストアップしてみました。

目次

スプリンクラーの水抜き

これ、本当に大切です。

スプリンクラーの水抜きをしておかないと、春には使えなくなっているので…。

私たちの場合は、近所の人たちと一緒に、人を雇ってやってもらっています。

自分でもできるみたいなのですが、コンプレッサーが必要とのことで、面倒くさいし、これは人に頼んでいます。

エアコン室外機を雪からガード

エアコンの室外機、外にありますよね?

我が家のは家の外壁に沿って、設置してあるのですが、それを雪や凍結などから守るために、タープ(分厚い布のようなカバー)でガードしなければなりません。

一度室外機ガード用のタープを買ってしまえば、毎年使えるということで、初期費用だけですし、忘れる前に購入するのがおすすめです。

日本だと、こんな感じの▼▼防雪屋根が売っているのですね。アメリカの室外機はこれより少し大きいので、アメリカ版のタープが必要です。

室外機の冬支度の際にお掃除もしておくと、春ラクチンです

室外機の中に、コイル(Evaporation Coil)が設置してあると思うのですが、それを定期的に掃除しないと、オーバーヒートして故障の原因になります。

また、スクリーンフィルターなどが汚れていると、効率も下がり、電気代が高くなったりと、弊害が多いのです。

春から夏、暑くなってきたからエアコンを使おう!と思ってから掃除をしても遅くないのですが、我が家では何度も何度も室外機のことを気にかけるのが面倒なので、冬支度の際、カバーをかける前に、室外機の外側のプラスティックケースを外し、掃除するようにしています。

そうしておくと、思い立ったらすぐにエアコンが使えるので。

屋外の水道の凍結防止処置

これは基本中の基本かもしれませんが、忘れると大変なことになるので、少し肌寒くなってきたら、まずやっておくことをおすすめします。

普通の水道の水抜きは、スプリンクラーに比べたら本当に簡単。

元の栓をしめてから、屋外の水道を開放。

そしてパイプ内の水が抜けるまで待つだけです。

それでも凍結が心配な方は、水道ごと雪などから守れるカバーも売っているので、そちらを試してみるのもおすすめです。

また、外にパイプが露出している場合など、パイプ用のカパーもあります。

こちらは結露を防止できるのも魅力です。

排水パイプなど、落ち葉の掃除

英語ではガターの掃除などと言いますが、屋根からの排水用のパイプなど、秋の落ち葉が詰まってしまっていないか、確認しましょう。

落ち葉など、ごみがそのまま残っていると、凍結&パイプの破壊…となってしまうこともあるので。

これは人に頼まなくても、自分で(梯子さえあれば)何とかできます。

とりあえず、詰まりそうなものはすべて排除で…

落ち葉よけなどもアマゾンで売っているので、落ち葉集めを簡単にしたい場合はこんなのを購入してみるのも一つの手かと思います▼▼

屋外の家具を物置/ガレージへ

日本だと、ベランダが狭い家が多いので、あまり屋外に家具を置くことはないかと思いますが、アメリカのテラスやパティオなど、広いところに椅子やテーブル、グリルなどを置いている家は多いかと思います。

雪などで傷んでしまうので、そのような家具は冬の間だけでも屋内に避難させておくのがいいのはもちろん、寒暖差が激しい地域で、ずっと子供のおもちゃなどプラスチック製のものを外に置きっぱなしにしておくと、小さな力が加わっただけですぐに破損してしまうようになります。

子供が知らずに、遊んでいただけなのに破損…そして最悪の場合ケガをしてしまう恐れもあるので、注意が必要です。

小動物の侵入経路をふさぐ/げっ歯類撃退薬品をまく

げっ歯類というと、ネズミやリスなどのことですが、おうちの周辺環境によっては、もっと大きな”小動物”が侵入してくることもあるかもしれません。

外が寒くなり、食べ物がなくなると、人の住んでいる家の近くまで来たり、リスやネズミなどは暖かい寝床を探して家に侵入してくることも多いかと思います。

ということで、我が家では冬になる前に、げっ歯類撃退をしています。

薬品を使うことに抵抗があるご家庭もあるかもしれませんが、罠を仕掛けたり工夫をすることで、薬品無しでもげっ歯類を撃退することができるかもしれません。

ただ私は、罠にはまったところを見るのも嫌なので、そもそも家の近くに来ないように…と願いを込めて、薬品でげっ歯類撃退しています。

アメリカで家を買う:冬支度まとめ

寒冷地に住んでいると、暖かいところに住んでいた場合に比べて、ただでさえ暖房費や被服費にお金がかかるのに、家の冬支度まで考えないといけない…そして出費もそれなりにかかるので、本当に大変ですよね。

それでも、冬支度しっかりして、寒い季節はウィンタースポーツを楽しんだり、暖炉の前でまったりしたり…、ハンドクラフトに勤しんだり、音楽や語学などの勉強の時間にあてたり…などなど、「アツアツのココアを飲みながら、この冬は何をしようかなぁ」なんて、妄想は膨らみます。

でも春になった時に、色々と雪や凍結のせいで壊れてしまって、浮かれ気分が台無しにならないように、冬支度はしっかりしておきましょう。

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