デトロイト観光:ガーディアンビルディングの無料ツアーに参加してきた

デトロイトの街の中心部には、GM(ゼネラルモーターズ)社の本社ビルなど含め、シンボル的なビルがいくつかあるのですが、その中でも歴史的な価値も高い「ガーディアンビルディング」という建物の、無料ツアーに参加してきました。

ガーディアンビルディングは、普通のオフィスビルなので、平日は1階のロビー(バンクオブアメリカが入っているところ)しか、一般には公開されていませんが、休日には無料ツアーが開催されて、32階の展望フロア(元レストランだったところ)に行くことができます。

ツアー中、ガーディアンビルだけでなく、デトロイトの金融街の歴史などについての説明もあり、なかなか面白かったので、記事にします。

目次

デトロイトの街のシンボル…ガーディアンビル

ガーディアンビルディングの外観はこんな感じ▼▼

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この茶色いビルです▲▲

ガーディアンビルディングツアーは、まずこのビルがある金融街の歴史についてから始まりました。

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いったん建物の外にでて、周りを見渡すと、ガーディアンビルディングが建てられた20世紀初頭と、時を同じくして建てられたほかのビルが…▲▲

Fordビルとあるので、ヘンリーフォードさんが建てたと思いきや…違うフォードさんが建てたようです。

…などなど、イロイロとそれぞれ周りのビルの歴史を教えてくださったのですが、興味ある方は、是非ツアーに参加してみてくださいね…私はすでに大半を忘れてしまったので、あまり詳細には書けません。

それでもいくつか印象深かったことといえば…、例えばこのビル…▼▼

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その時代は、「良いオフィス環境」の条件として”窓があること”というのが挙げられたそうなのですが、ビル内どのオフィスにも窓を作るために、こんなビルの形になったのだとか…▲▲

また、この写真▼▼は、あるビルの入り口の前に立ち、上を見上げたところの写真なのですが…

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デトロイト周辺は、ほとんど畑しかなかった当時、農業地帯からデトロイトの街に出てきて働いていた人々が、都会のビル群に囲まれた生活にちょっと疲れちゃったときなど、故郷の夜空を思い出して、癒されますように…との建築家の願いから、「ミシガンの田舎の夜空の風景」が表現されているようです。

…とまぁ、イロイロと周辺ビルについての歴史や、それぞれのオーナーや建築家などの逸話などを、ガイドさんが面白おかしく教えてくれました。

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ちなみに…ガーディアンビルディング▲▲、時が経つにつれ、赤茶のビルがだんだんと色褪せてきてしまっているようですが、ビルの上部から、修復作業は今も続いているようです。

ツアー参加者一行はガーディアンビルディング内部へ戻ります

ガーディアンビルディング周辺、金融街の説明を一通り聞き、ビル内へ戻る前に、ガーディアンビルディング入口の装飾についても説明がありました。

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入口の両側にあるネイティブアメリカン(インディアン)の像…▲▲それぞれ、鍵と剣を持っているのですが「Safety」(ここはお金を預けても大丈夫な安全な場所ですというメッセージ)をあらわしているとのことです。

鍵と剣のシンボルは、建物の中にも▼▼

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そしてこの上部のガラス時計…▲▲

これは、なんでも…あの有名な宝石ブランド「ティファニー」が作った、世界に12個しか存在しないガラスの時計だそうです。

12個のうち、8つは壊れてしまったり、なくなってしまったりしたそうなので、現存するのは4つ…そのうちの一つがここにあるようです。

あと、もう1つはニューヨークのセントラルステーションにあるとか…もう2つの場所もガイドさん教えてくれていたような気がしますが、忘れてしまいました。

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入口入って正面に見えるのは、タイルを使ったモザイク壁画…▲▲

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そして、エレベーターホールの奥にも、またネイティブアメリカンアートのステンドグラスが…▲▲どれもとてもカラフルです。

ちなみに、平日も一般公開されているバンカメ(バンクオブアメリカ)がある場所はここ…▼▼

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なんかすごい雰囲気ですが、普通に銀行業務が執り行われているみたいです。

奥にはミシガンの地図と、またまたネイティブアメリカンの太陽の神様が…▲▲

いよいよガーディアンビルディング32階へ…

32階のフロアはこんな感じ▼▼

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もともとレストランだったようですが、今はイベントホール的になっています。

私たちが行った時も、前の晩にナニカシラのパーティーが開かれていたようで、紙吹雪が床に散らばっていました。

32階からの景色…▼▼

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川の向こう側はカナダ…▲▲▼▼

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デトロイトとカナダのウィンザーをつなぐ、コバルトブルーの橋も見えます▲▲

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GMのビル…▲▲マーケティングやセールス部門などが入っているようです。

(エンジニアたちが働く研究開発拠点は別にあります)

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そしてこの正面の芸術的な白いビル▲▲は「ヤマサキビルディング」というそうで…日系2世のヤマサキさんという建築家が建てたそうです。

と、32階での説明を終え、下のロビーへ戻ってきたところでツアーはおしまい!

ツアー後、デトロイトの街をちょっと散策

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さっきガーディアンビルディングの32階から見たGMのビル…▲▲

その横は公園になっています。

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対岸はカナダなので…本当に目と鼻の先ですよね。

治安などを考えると、デトロイト市街地で働く場合、カナダ側に住みたいかも…とか思っちゃったりして。

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川岸からデトロイトのビル群を望みます▲▲

シカゴとかと(比べちゃいけないけど)比べると、本当にデトロイトは小さいですね…。

街中散策途中、こんなのも見つけました▼▼

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デトロイトローリングパブ…▲▲

自転車のペダルをこぎながら、ビールを飲みながら…デトロイトの街中を巡ることができます。

詳しくはこちらのデトロイトローリングパブのホームページまで!

イベントなんかにも呼べるようです!

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ガーディアンビルディング無料ツアー参加方法

ガーディアンビルディングは、前述のとおり普通のオフィスビルなので、平日はツアーがありません。

ガーディアンビルディングツアーのホームページを見る限り、土曜日は11時の1回と、日曜日は12時と午後2時の2回あるようですが、予告なく変更される場合もあると思いますので、行く前には必ずホームページで確認をしてください!

また、参加申し込みはとてもシンプルで、当日ガーディアンビルディング内「Pure Michigan」のお土産屋さんにてサインアップできます。

ガイドは英語のみで、所要時間は1時間ちょっとです。

ミシガンに来てからも、デトロイトでは観光という観光を特にしてなかったので、今回初めてデトロイト市内のツアーに参加して、デトロイトの歴史に少し触れることができ、良かったです。

ほかにも無料のデトロイト市街地ツアーがあるようなので、また参加してみようかと思います。

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