最近、アーリーリタイアを考えだしてから、真剣に投資について考えたり、今までしてきた投資について振り返ったりすることが格段と多くなりました。
ずっと社会人になりたての頃からぼちぼち日本株を優待目当てに買っていましたが、資産形成を意識したことはほとんどなく、ただ何となく優待が欲しいから株を買っていただけだった私。
それが、数年前から真剣に資産形成を考えて、未来のことについて真剣に悩んで…と、あっという間に数年がたち、自分自身の投資経験知も格段にアップした自覚があります。(元がめちゃくちゃ低かったので、知識量としてはまだまだですが。)
ちなみに私が一番最初にアメリカで(アメリカの証券会社を通して)株を買い始めたのは2017年12月でした▼▼
これはP&Gの購入歴の一部ですが、2017年12月、まだ90ドルぐらいだった時に買っていたのですね。
そんな、投資を始めた初期のことを思い出してみると、実際、私が思っている以上に「投資を始めたいけど、何から始めればいいかわからない。」なんて人は多いのではないかと思います。
私の周りでも、アメリカ人でこそ401k(確定拠出年金)などの制度があるので、投資を身近に感じている人も多いですが、実際ほとんどが勤め先の会社が401k口座の初期設定として選んでいるTarget Fundと呼ばれる、専門家が運用してくれるファンドに入金して終わりです。
なかなか自分でアクティブに投資方針をもって投資している人には出会えませんね。
なぜアクティブに投資をしている人が少ないのか…、それはひとえに「投資は損をするかもしれない」という印象を持っている人が多くて、なんだか投資ってとっつきにくいというか、危険そうだからあまり積極的にやりたくない…と思っている人が多いのかと思います。
また、挑戦したいと思っても、気軽に投資の相談ができるような知り合いがいる人も多くないと思います。私がそうでした。
そんな方には是非日本一カンタンな「投資」と「お金」の本などの入門投資本を読んで、投資のメリットも理解してもらえたらと思います。
私たちの生活は着実に投資のおかげで豊かになっているので。
そして、ちょっと投資を始めたころから今までを振り返り、備忘録的に自分語りをさせてください。
目次
最初は真似でも大丈夫だった
最初は人まねでした。
今でこそアーリーリタイアに重きを置いているので、FIREに関するブログや書籍を読み漁っていますが、2017年は取り合えず「米国株式とは…」というところから始めていました。
米国株について勉強する中でみつけた、たぱぞうさんやバフェット太郎さんのブログはほぼ毎日アクセスして読んでいました。(今でも読んでいます)
最初は何一つわからなかったので、それこそたぱぞうさんやバフェット太郎さんなどのインフルエンサーさん(ネット上で目立つ人)の真似をすることから始めようと思い、銘柄選びも何もかも、自分で納得して買ったというよりは、とりあえずいろんなところで目につくものを買ってみたといった方が正しかったです。上で挙げたP&Gもその中の一つ。
最近でこそ、なぜみんなP&G良いよというのか理解できて来たところですが、当時は何となく会社としても知っているし、使っているものの中にP&G製のものもあって、馴染みもあるし…という感じで、完全に雰囲気で投資していました。
そんな雰囲気投資をしていても、なるほど、いろんな人が投資しているにはそれだけ訳があって、大きく損することはありませんでした。
色々とキャッシュの許す限り買い進め、雰囲気投資のまま1年くらいが経っていたと思います。
家の購入を機にキャッシュがゼロに
私は2018年の途中に、家を購入したのですが、その際にキャッシュポジションがゼロになるまで極限まで予算を組んでしまいました。
夫は借金を極度に嫌うので、もう借金が生理的に無理な人に、無理やり一緒にローンを組んで、精神的に追い詰めてしまうのも嫌だったので、一括で買えるような身の丈に合った家を買うことにしました。
アメリカは金利も高いし、不動産価値も幸い私たちが家を買うことになったエリアは、大枠のトレンドとしてずっと上昇傾向を保っていたので、ローンを組まずに買えるならそれはそれでいいかなと。
また、結局それ(ローンなし状態)が、今の入金力(投資に使える金額)向上につながっているので、良しとしていますが、一時的にも貯蓄がほぼゼロになった状態で過ごした経験が、「資産を持つ」ことの大切さと、それによってもたらされる心の余裕の大切さを学びました。
なので、家の購入をしたことは、さらに資産形成について真剣に考える良い機会となりました。
だんだんと自分ルールを増やす
そんなこんなで2018年も過ぎ、転職もしたり昇給もあったりして、少しずつ余裕資金も増えてきました。
そして投資や経済についての本やブログをたくさん読んだことにより、投資に関する知識量も大幅にアップしてきました。
そうなってくると、やはり自分の状況にあった投資をせねば…という思いが湧き上がってくるのでした。
もちろん、インフルエンサーの方が、日々銘柄研究をしてくれていて、しかも買った銘柄なども教えてくれて…という状況で、自分もそれに沿って同じような売買をしていくのは難しくありません。
が、インフルエンサーの方が持つ目標が、必ずしも我が家の資産形成の目標に沿ったものになっているかなど、だれもわかりません。
ということで、少しずつ知識量が増えてくるにあたり、自分の投資目的に沿って、自分で投資をしていかないといけない!という意識が芽生えたのでした。
そこでいろいろ増えたのが投資における自分ルール。
例えば、基本売らないことを前提に買う!などは、あとから追加した自分ルールです。
買ったら売らない?長期投資の方針を決めた
最初は訳も分からず見様見真似だったので、とりあえず買ってみて、気に入らなかったら売ればいいか…くらいに考えていました。
が、勉強していくうちに、私にはちょこちょこ売買するよりも、長期にわたって投資するのがあっていると気づいたので、現在では基本は何も売らない姿勢です。
また、売らない!ということは、唯一利益として手元にキャッシュで残るのは配当金のみなので、銘柄選定の際は、売る際に出る見込みの利益(キャピタルゲイン)よりも、配当金の積み上げを重視しています。
アーリーリタイアを念頭に置いていると、どうしてもリタイア後のキャッシュフローが心配になるので、今から少しずつリタイア後の生活費になってくれるであろう配当金を積み上げていって、リタイアする前は再投資をしていけばいいかなと思っています。
まだ考えているリタイア時期までは少し時間があるので、そこまで配当利回りは気にしていないですが、配当を出す出さないは企業文化というかトップの方針によるところもあるので、配当を出す/増配の意思が見える文化の企業にどんどん投資していっています。
毎週金曜日に買い付け
また、買い付け頻度に関しても自分ルールを設定して、定期買い付けをしています。
不定期だったり、月一だったり、買い付けルールは人それぞれあるかと思いますが、私の場合は金曜日に買い付けをすることにしています。
(2018年までは2週間に1回だったのを、転職を機に年収が少しアップしたので、週1度にしました。)
これはただ単に、毎日市場に張り付いていられる時間的余裕はないと知っていたのと、面倒くさがりだから「この日に買う!」と決めないと、なかなか買わないんじゃないか…と思って、定期買い付けルールと決めるに至りました。
なのですが、これには自分でも予期してなかった副作用があって、一貫して金曜日以外は買わない!と決めてしまうと、そのほかの日でどんなことが起きたとか、あまり気にしないようなりました。
もちろんニュースは金曜日以外もチェックしていますが、どうせ買えないし…と、あきらめモードです。
なので、定期買い付けをするようになってから、必要以上に市場の上下に惑わされることが少なくなりました。
資産額が大きくなると、自分で納得しないと怖くて買えない
と、最初は見様見真似で始めた株式投資ですが、やはり資産額が大きくなってくると、だんだんと日々の上下が負担になってくることもあるかと思います。
ましてや、あの人がいいって言ったから買ってみた…だとか、インターネットに良いって書いてあったから買ってみた…なんて株が大暴落なんてなったら、気持ちのやり場がありませんね。
1日1日の値動きは、割合でみるととても小さなものです。
1%に満たない値動きの日もあります。
仮に投資額が1万円だった場合、1%というと100円ですが、10万円なら1000円、100万円投資してたら1万円、1,000万円投資してたら10万円も1日のうちに上がったり下がったりするわけです。
また、1%以上値動きがある日もしょっちゅうあるので、そんな何十万円も一日の間に上がったり下がったりするような場合、自分で納得して買っている銘柄じゃないと、ホールドしきれないんじゃないでしょうか。怖くなって売ってしまったりするのではないでしょうか。
少なくとも私は、自分が納得しているかどうかがとても大事だと感じたので、投資本を読むなどして今も勉強をしています。
本業は金融業界全く関係ないので、自分の時間でゆっくりのんびり勉強しているのですが、どんどんと投資の世界にのめり込んでいます。
少し話がずれてしまいましたが、きっかけは何であれ、最初は見様見真似で始めた投資で、未来設計をして目標を立てて、着実に一歩一歩目標に進んでいけていると思うと、感慨深いのです。
今日は自分が投資を始めたころから今までのことを振り返って、長々と書いてしまいましたが、世の中、やっぱどんどん勉強していかないと、知らず知らずのうちに機会を逃していくんだなと実感しました。
長くなりましたが、結局言いたかったことは、投資とうまく付き合って、人生の選択肢を広げられるようになる人が増えたらいいなと…そんな感じです。
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