コロナ禍、読書量が爆発的に増えたので、備忘録もかねて、読んだ推理小説をリストアップしていくことにしました。
(自分の備忘録なので、感想やあらすじなどは書いていません。本当に大したことは書いていません…)
目次
東野圭吾:白夜行
雪穂怖い。けど、それくらいしたたかに強く生きたい。結局、桐原亮司だって利用されていただけな気がする。
長編だけど、どんどん読めてしまって、読んでいて面白かった。
ドラマも途中まで見たけど、やっぱり原作を読んでいると、不自然にリョウちゃんとユキちゃんにフォーカスされているようで、あまり面白くなかった。
最後まで観れず、途中で断念。
ところで、東野圭吾さんの作品が好きだけど、電子書籍は反対派のようで、今まで東野圭吾さんの作品をkindleで見かけることはありませんでした。
そんな中、単行本だと日本に行った時しか買ってこれないので、kindle版のリリースを心待ちにしていたところ、4月24日から何冊かリリースと聞き、うれしいニュースでした。
東野圭吾:ラプラスの魔女
印象的だった言葉▼▼
「自分に見えたものがすべて、でいいではないか(中略)裏に事情だとか真実だとか、そんなものにはなんの力もない。(中略)しあわせな時間をたくさんもらった。それでいいではないか、と」
今は仕事や私生活でも、悶々と考えてもわからないことを考えてしまうことが増えていたときだったので、刺さりました。
どうせ人のことなんて考えてもわからないんだから、自分も相手も信じて突き進むしかないのかな…と。
ただ、お話し的には、非現実的な力を持ったものが出てきた時点で少し冷めてしまいました。あまり好みじゃなかったかも。
東野圭吾:使命と魂のリミット
結局、人間腹の内はわからないことだらけで、態度で見てもらうしかないってこともあるのかな。
自分の想いを胸に秘めたまま、父の仇かもしれない人とずっと一緒に近くにいるというのは、考えただけでも私には無理そうです。
「西園先生なりの示し方」は、受け取る側のことを信じていないとできないし、受け取る側も「できた人間」じゃないと成立しなさそうなので、綺麗ゴトみたいに思えてしまいましたが。
流星の絆
あまりリアリティがないというか、感情移入があまりできず。
とくに行成と静奈には全然感情移入できない。
すらすら読めて面白かったけど、ドラマは配役見ただけであまり観る気が起きなかったので、まだ見ていません。
やっぱ推理小説をドラマにするのってすごく難しいんだろうな。
湊かなえ:ユートピア
すみれさんはかわいそうだけど、同情はできない。
あまりスッキリする話の終わり方じゃないと思った。
それに何でもできちゃうあやこちゃんとかいう女の子…あのまま育ったら心にめちゃ深い闇抱えそう。
最近男性作家さんの作品ばっかり読んでいたけど、この作品、めちゃくちゃ女性が書きました感が強いと思ったのは、私だけかな。
護られなかった者たちへ
Kindle Unlimitedで見つけた推理小説。
なかなかおもしろかった。
福祉の現場は私にはわからないけど、キャラクターそれぞれに感情移入して一気に読んでしまった。
贖罪の奏鳴曲
重いテーマが好きなので、なかなか面白かった。
御子柴にも興味を持ったけど、教官の言葉に印象的なものが多かった。
ところで、話とは全然関係ないけど、この著者の作品は、海外生活が長い私にとって、新しい日本語のボキャブラリが満載で勉強になる。
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