デトロイト…治安が悪いで有名な街であるデトロイトを目指して来る旅行者の方はなかなかいらっしゃらないかと思いますが、日系企業も多いミシガンなので、(車が主産業)出張などで行くことはあるかと思います。
せっかく来た異国の地で「ザ・アメリカ!」を味わいたいときにおススメな、デトロイト市街地にあるコニーアイランド(アメリカのホットドッグレストラン)を2つ紹介します。
目次
ところで…コニーアイランドとは
起源はいろいろな説があるようですが、一応デトロイトは(…ある説によると)コニーアイランド発祥の地といわれているようですね。(どおりでミシガンにはコニーアイランドが多いわけですね。)
コニーアイランドとは、端的にいうとホットドッグなどを売っている、アメリカのファストフードのお店ですが、ソウルフードというかなんというか、日本で言う牛丼屋さんのような感じなのかと勝手に思っていました。
日本では、ホットドッグ早食いなどが毎年ニュースに出てきたりするかと思うので「コニーアイランド」という言葉自体は知っている方も多いかも知れません。
デトロイト地元民に愛されるライバルコニーアイランド2店舗
ところで、デトロイトの中心部に2軒似たようなコニーアイランドが並んであるのですが、何でもここ、ずーーーっとライバル店として、デトロイトのど真ん中で切磋琢磨しながらコニーアイランドを営業しているとのこと。
写真右が最初にオープンした「American Coney Island」、そして左が後からオープンした「Lafayette Coney Island」です。
アメリカ文化に触れる…という意味でも、食べ比べしたくなり、2軒のコニーアイランドをハシゴしてみました。
American Coney Island
1917年にギリシャ系の移民だったKerosという方がオープン…ということは、100年以上もの歴史があるのですね。
お隣のLafayetteコニーアイランドに比べて、店舗は格段に広いです。
フードネットワークでナンバーワンコニーアイランドに選ばれたこともあるとか。
早速お店の中へ▼▼
入ってすぐのカウンター▲▲ファストフード店のようですが、歴史を感じる…。(古い)
テイクアウトはここでもオーダーできますが、イートインの際は席に着いてからの注文です。
イートインスペース▲▲
マクドナルドやバーガーキングなどのファストフード店と違うのは、ここではお酒がのめるということ…ミシガンローカルなビールも多数用意されていました▲▲
メニュー▲▲これから隣のお店もハシゴすることを考えると、あまり頼めません。
今回頼んだメニュー
アメリカンコニーアイランドスペシャルだったかな…いわゆる全部のせってやつです。
ホットドッグに、チリ(ソース)、たまねぎ、マスタード▲▲
こっちはフレンチフライにチリソースとチーズがのったもの▲▲……問題は、どんな風に写真をとっても、あまりおいしそうに見えないというところ。
でも、味は普通に日本人の方も好きな味かと。
特にホットドッグは、ソーセージ+ひき肉たっぷりなチリソースでかなりボリュームたっぷり。
ところで、ここ、ウェイターのお皿の運び方がすごいのです。
コニーアイランドのメニューは全部小皿に乗ってくるのですが、それを5皿くらい一気に片腕に乗せて運んでいく姿を何度も見かけました。
そんなこんなで、ホットドッグとポテトをおいしくいただいて、早々にお店をあとに。
次はお隣へ向かいます。
Lafayette Coney Island
お隣の様子▲▲こっちの店内はかなりせせこましいです。
ひとまず席についたところ、すぐにお水が出てきました。(アメリカンコーニーアイランドではお水のサービスはなかった)
ラファイエットコニーアイランドのメニュー▲▲
とりあえずラファイエットスペシャルとルースハンバーガーを注文。
ラファイエットスペシャルは、アメリカンスペシャルとほぼ同じで、ソーセージ+チリソース+たまねぎ+マスタードの全部のせ。
ルースハンバーグは…ラファイエットスペシャルのソーセージがないバージョンでした。(ルースってゆるゆるって意味だけど、ハンバーグみたいにかっちりしてなくて、ひき肉+ソースの”ルース”なハンバーガーということらしい。)
アメリカンコニーアイランドとの違い
アメリカンコニーアイランドのほうに先に行ったので、そっちが私たちの基準になっていたのですが、両方とも味も雰囲気も結構違ったので、2軒を比べてのコメントをちょっと。
アメリカンのほうは、チリソースとひき肉が一緒になっていたのですが、ラファイエットのほうは、ひき肉がソースと別に調理されているようで、炒めたひき肉の上に、ソースがかかって出てきました。
全体的にラファイエットのほうがペースが早い…注文してから、テーブルに運ばれてくるまでの時間が、本当に本当に本当に早い。光速サービスです…ということで、お客さんの回転はラファイエットの方がかなり速い。
あとは…アメリカンよりラファイエットの従業員の方が年齢を重ねている方が多い気が…アメリカンの方はとても若い学生さんのような方が多かった印象です。(特にサーバー)
店内の雰囲気もぜんぜん違って、アメリカンはファストフードジョイント、ラファイエットはリアルコーニーアイランドといった感じ。
そして、何よりも私たちが気になったのは、お客さんの層…アメリカンはアフリカンアメリカンの方が多い印象で、ラファイエットは白人が多かったです。ここでも人種で分かれているのか…と少し切なくなりました。
一番肝心な味ですが、私にはアメリカンコニーアイランドの方が美味しかったかな。
アメリカン/ラファイエットコニーアイランドの場所
住所:114 W Lafayette Blvd, Detroit, MI 48226(アメリカンコニーアイランドの住所です)
地図はアメリカンコニーアイランドのものですが、両者隣同士にあります。
どちらか1軒いくとしたら…味を取るならアメリカン、雰囲気(ローカル感)をとるならラファイエット!といった感じ。
2軒ともデトロイトではかなり有名なコニーアイランドなので、(アメリカンコニーアイランドはラスベガスにも出展しているほど!)観光の合間に立ち寄ってみると、”地元アメリカン”な体験ができるかも。デトロイトの観光スポットとしておススメです。
いつも拝見させていただいています。
今年の夏からノバイに住みデトロイトダウンタウンで働き始めたので、行動範囲がかなり重なっており非常に参考になっています。陰ながら応援しておりますので、これからも有益な情報発信楽しみにしております。
行動範囲も重なっていますのでいつかお会いするかもしれませんね。(既に気がついていないだけでお見かけしているかもしれませんが。)
SSさま
コメントありがとうございます!
少しでも参考にしていただいている記事があるとのこと、大変うれしく思います。
このようなコメントいただけると、本当に励みになります。
更新は不定期ですが、今後も細々と運営していく予定なので、
今後ともよろしくお願いいたします。
dak