アメリカ世帯年収データ【2026年最新版】…米中流階級に必要な年収は?

※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、税務・投資・法律に関する助言(アドバイス)ではありません。

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以前、アメリカの世帯年収データ(2017年版)という記事を書いたのですが、あれから8年。インフレも賃金上昇もあった今、データが大きく変わっていたので、最新版としてまとめ直しました。

目次

アメリカの世帯収入パーセンタイル【最新版】

まずは世帯収入のパーセンタイルから。「下位◯◯%の世帯の収入は◯◯ドル」という見方をします。米国勢調査局のASECサーベイを分析しているDQYDJの2025年版データ(2024年1〜12月の収入)によると…

  • 10%…$19,889
  • 20%…$34,476
  • 30%…$49,448
  • 40%…$65,056
  • 50%(中央値)…$83,592
  • 60%…$105,411
  • 70%…$135,020
  • 80%…$175,696
  • 90%…$251,036
  • 95%…$335,575
  • 99%…$659,060

上位10%のラインは25万ドル超、上位1%はなんと約66万ドル。ちなみに国勢調査局の公式発表でも、2024年の実質世帯年収の中央値は$83,730とされています。

2017年版と比べてみると…

アメリカ世帯年収2017年と2025年の比較チャート
中央値も上位10%ラインもこの8年で大きく上昇(名目値)

前回記事の2017年版データと並べると、中央値は$58,849→$83,592と約42%増。上位10%ラインは$170,432→$251,036と約47%増で、上に行くほど伸び率が大きい=格差はじわりと広がっている、というのが見て取れます。もちろんこの間のインフレも大きいので、「数字が増えた分だけ豊かになった」わけではないのがつらいところです。

で、結局「中流階級」に必要な年収は?

前回同様、ピュー研究所の定義「世帯年収が中央値の3分の2〜2倍」を最新の中央値($83,730)に当てはめると、全米ではおおよそ$55,800〜$167,500がミドルクラスということになります。2017年版では$39,560〜$118,080だったので、ミドルクラスの入り口が1.4倍ほど上がった計算です。

私たちが住む「中西部」の場合

州によって物価も収入も違うので、地域別で見るのも大切です。2024年のACS(米地域社会調査)の州別データを見ると、中西部12州の世帯年収の中央値はおおむね$71,000〜$87,000のレンジに収まっています。中西部トップはミネソタの$87,117、次いでイリノイの$83,211。この2州を除くと、いずれもACSの全米中央値($81,604)を下回っており、私の住むミシガンは$72,389です。

ピュー研究所の定義を当てはめると、中西部の多くの州ではだいたい$48,000〜$145,000あたりがミドルクラスのゾーンという計算になります(ミシガンの場合:約$48,300〜$144,800)。全米基準より一段低めですが、その分、住居費をはじめとする生活費も沿岸部の大都市よりだいぶ抑えめ。「収入の額面」より「手元に残る額」で見ると、中西部の暮らしやすさは数字以上だと感じています。

ちなみに…中央値トップ3の州は?

逆に、州別で中央値が高いトップ3はこちら(同ACSデータ、州のみ・首都ワシントンD.C.は$109,707で別格)。

  • 1位 マサチューセッツ州…$104,828
  • 2位 ニュージャージー州…$104,294
  • 3位 メリーランド州…$102,905

トップ3はいずれも10万ドル超え。マサチューセッツにピュー研究所の定義を当てはめると、ミドルクラスのゾーンは約$69,900〜$209,700と、中西部とはまるで別世界の水準になります。ただしこうした州は住居費も全米屈指の高さなので、「中央値が高い州=豊かに暮らせる州」とは限らないのが面白いところです。

我が家はどのあたり?を知るには

こうしたデータを見ると気になるのが「我が家の立ち位置」。収入は把握していても、複数の口座やカードに散らばった支出や資産まで含めた全体像は、意外と見えていないものです。我が家は無料アプリのEmpower(旧Personal Capital)で口座をまとめて連携し、収支と総資産を自動で見える化しています。年収のパーセンタイルは変えられなくても、貯蓄率は今日から変えられますからね。

Empowerでどんなことができるかは、アメリカの家計簿アプリは無料の「Empower」!【アメリカ版マネーフォワード】の記事で詳しくレビューしています。

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まとめ

8年ぶりにデータを見直してみると、中央値も中流階級のラインも大きく上がっていました。ただ、数字はあくまで全体の話。大切なのは、住んでいる州の相場感を踏まえつつ、我が家の収支をきちんと把握して、目標(我が家の場合は2038年のアーリーリタイア)に向けて積み立てていくことかなと思います。

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