先日、アメリカ人の同僚とお金の管理について話していて、「やっぱりな」と思うことがあったのですが、今日はみんな気になる夫婦間でのお金の話をしようと思います。
ほとんどのアメリカ人夫婦は、共働きの場合特に、夫婦で別会計となっていることが多いようです。
その話の中で色々と思うことがあったので、綴ります。
目次
基本、自分で稼いだお金は自分で使う!
もちろん、この基本的な考えは日本でも普通にあるかと思います。
が、結婚して夫婦になっても、完全別会計としている家庭はまだまだ少ないのではないでしょうか?
アメリカ人は特にこの感覚を強く持っていて、夫が稼いだお金を妻が管理しようものなら、それこそ離婚問題に発展する勢いでケンカになる…との話も聞きます。
日本で当たり前だからといって、アメリカ人には到底受け入れることのできない価値観のようです。
結婚前に契約書を交わすことも
これはとてもアメリカ的な考え方なのかもしれませんが、将来的にお金のことで争いになるくらいなら、最初からお金についての取り決めをはっきりさせとこうというカップルもいます。
婚前契約は最近でこそ日本でも交わすカップルがいると聞きますが、同僚たちの話ぶりから日本の比ではないくらい、アメリカでは一般的なようです。
(親世代ではわからないですが、少なくとも今まさにこれから結婚しよう!と思う世代であるミレニアル世代ではとてもポピュラーだと聞きます。)
結婚しようと思う人と、あとあと揉めないように契約を交わすなんて思うと、日本人的にはとても淡白な関係に聞こえてしまいますが、実利を取るとても現実的なアメリカ人には広く受け入れられています。
私も揉めるくらいなら、最初に取り決めしておくのもアリかと。
資産形成を考えると、共通口座を使った方が効率が良い
ところで資産形成を考えた時、2人の連名で作った共同口座を使っているカップルの方が、資産が築きやすいという調査結果もあるようです。
というのも、必然的にお金に関して相談することが多くなる…ということでしたが、なかなかお金の話って、パートナーとでもしにくいですよね。
共同口座を持っていなくて、別会計の夫婦は、どこか「まぁ相手もちゃんと貯金してくれているだろう」と言った感覚でいちゃうようです。
そうすると、誰も自分のお金の使い方にとやかくいう人もいないし、先取り貯金とかも強制じゃないので、余ったら貯金すればいいや…と言った心持ちになっちゃう人が多い様子。
この傾向は日本でもアメリカでも一緒のようです。
国際結婚は、日常生活を送る上で、色々と相手との擦り合わせが必要な場面が、日本人同士の結婚よりも多いかと思います。
そして特にお金のことは、かなり重要なので、皆さん気になるところかと。
私たち夫婦がすべての財産を共有していて、収入も開示…なんならお互いの銀行口座の暗証番号なども知っているし、いつでも世帯としての資産がいくらあるのか、すぐにわかるようにしている…という話をアメリカ人の方としていたら、とてもびっくりされたので、記事にしようと思いました。
結婚したカップルの数だけ、それぞれの家庭独自のルールがあるかと思いますが、アメリカ人の「常識」が垣間見れて、面白いディスカッションでした。
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