前回の採卵からは約半年…その間に転院などがあったので、だいぶ時間が空いてしまいました。
不妊治療中は何もしないでいる時間がすごく残酷に感じるので(今日が一番若いのに、治療が先に進んでいない時間は人生無駄にしているように感じてしまうのは私だけではないハズ…。)ようやく採卵に進めた…という感じです。
この半年の間は、転院に伴いほとんどすべての不妊検査項目をもう一度こなしました。
その時の記録はこちら↓↓
さらに、上記の記事にある検査をこなした後、Hysteroscopyと言って子宮鏡検査でポリープなども取ったので、前回の採卵から今回2回目の採卵に至るまで、実に半年以上の時間を要していました。
今回はその2回目の採卵について記事にしようと思います。
目次
アメリカで体外受精:採卵の費用について
前回の採卵でかかったお金についてはこちらの記事でも触れました↓↓
日本で不妊治療をしたことがないので、日本ではどのような価格設定になっているかわかりませんが、アメリカの不妊治療クリニックの価格設定はどこも全然違います。
もちろん、全国で見れば相場というものがあるのかもしれませんが、アメリカは個人で加入している保険によっても最終的に自己負担となる額が全然違うので、あまり他の人が言う「この検査(や施術で)これだけかかりました…」という話は自分に当てはまらないことがほとんどだと思います。
が、不妊治療は保険でカバーされていることも少ないですし(カバーされていても限定的だったり、色々と制限があったり…など聞きます)、私の場合は完全に自己負担でやったので、同じように全額自分で負担しないといけない方には目安として参考になるかも…と思い、記録に残そうと思います。
今回の体外受精もパッケージプラン
前回の記事でも触れましたが、IVF(体外受精)など、保険でまかなえる人が少ないこともあり、クリニックが独自に採卵から顕微授精、移植までをパッケージ料金にして販売していることが多いかと思います。
私の転院先でもパッケージプランがあったので、またもやそれを購入しました。
今回私がおススメされたプランはMini IVF。
前回、高刺激のIVFでフラグメントがたくさん出てしまったので、ドクターと相談して少し刺激の少なめのMini IVFにしようという事になりました。
Mini IVFと通常のIVFプランを比べてみたところ、大きな違いは刺激につかう薬剤の量とそれに伴う通院回数の違いのみでした。
ちなみにパッケージの値段の違いは…
- IVF…11,000ドル
- Mini IVF…7,000ドル
パッケージに含まれている項目は
- 刺激を始めてからの超音波検査と血液検査
- 採卵
- 顕微授精
- 移植x1
です。通院回数が違うというところで、4,000ドルの差が出てきていますね…。
このほか、採卵時の麻酔の費用は別途で請求され、そして胚盤胞が複数できた場合の凍結に伴う費用は別、管理費も別、そして薬代も別です。
運よくいくつも胚盤胞ができた場合は、その際に凍結+管理費用の請求があるようですが、私はそこまで行けていないので、まだ今回のクリニックでのそれに関する費用は未知数です。
薬代は保険によっても違いますが、私の場合は各種注射(Gonal-F, Menopur, Cetrotide, Progesteroneなどなど)のCo-payが50ドルだったので、かなり助かりました。
実費でカバーしなければならないとなると、普通の高刺激IVFだと10,000ドル単位でかかりそうです。Mini IVFであったとしても、5,000ドル以上はかかっていたと思います。(実際前回の通常の高刺激IVFサイクルの際、10,000ドル以上の薬を使いました…)
Mini IVFの刺激法について
次に、Mini IVFの刺激法ですが、普通のIVFと何ら変わらなかったです…。
使った薬剤は
- Femara
- Gonal-F
- Menopur
- Cetrotide
- Trigger shot
でした。
ただ、前回の通常の高刺激IVFに比べ、Femaraという経口薬があったのと、そのほか注射の薬剤の量が半分以下で済んだという違いがありました。
転院先のドクターによると、前回は刺激しすぎてたくさん卵がとれたのは良かったけど、質があまりよくなかったのではないか…とのことだったので、今回は薬剤の量を減らす方法をとってみました。
結果、採卵数22個から、12個に減りましたが、きっと身体への負担は軽かったかと思います。
この記事を書いている時点では、まだ採卵後1日しか経っておらず、胚盤胞まで到達できるのかはわからないですが、できたら是非次のステップについてや、運よく凍結保存できるようであれば、そちらも記事にしていきたいと思います。
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