我が家では、私が家計を管理しているので、いかようにも資産形成のかじ取りができる状況で、夫の直接的な協力がないとアーリーリタイアを目指せないわけではなかったのですが、やはり家族の将来を決める大切なことなので、アーリーリタイアもしかしたらできるかも!と思った時点で、まず一番に夫の意見を聞きました。
最初は半信半疑だった夫も、私の真剣さに根負けしたのか、私の唱える米国株配当再投資で資産を築く方法の再現性を確信したのか…何があったのかは定かではありませんが、しばらくの説得ののち、私のアーリーリタイアメントプランに乗ってくれることになりました。
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夫婦の足並みそろわないと、到底達成できない目標
私が独身だったら、もう少し目標額が低くても躊躇なくFIREできると思うのですが、夫婦の生活を考えると、もう少し余裕が欲しいなと思ってしまいました。
ということで、当面の50歳になる前に300万ドルでアーリーリタイア。(1ドル100円と計算して大体3億円ほど)
この金額は、配偶者の協力なしには到底到達できない金額です。
そんな2人で力を合わせることが必要だとわかったとき、私たちの場合はお金についてとことん話し合うことから始めました。
何よりも大切なのは足並みをそろえること。
夫婦でお金の話になると険悪なムードになるなどいろいろな話を聞きますが、お金に対する意識で、足並みがそろっていない場合は喧嘩になってしまうこともあるかと思います。
一方は1億円くらいでアーリーリタイア余裕!とか思っていても、もう一方は5億必要だ!となったり、一方は30代で、もう一方は50歳くらいでリタイアできればいいかなと思っている場合など、資産形成のペース配分も日々の生活への負担もだいぶ変わってくるからです。
私たちの場合も、最初こそ夫の方が本当に50歳前にアーリーリタイアできるか半信半疑だったのですが、我が家はエンジニア夫婦なので、とにかく理屈をこねくり回してお互いに話し合いました。
習慣化することで定期的な意思チェック
さらに、せっかく最初に足並み揃えたのに、アーリーリタイアまでの過程で意識にずれが生じてしまっては残念なので、定期的な意識の確認は必須です。
もともと投資方針などに興味がなかった夫だったため、リタイア用口座含め、今でも私がほとんどの口座を管理しているのですが、数字で実際にどのペースで資産形成を進めていけば、どの程度の年齢でアーリーリタイアが可能になるのか示されると、進捗に少し興味がわいてきていたようでした。
なので、もともとドライブが大好きな私たちですが、夕食後、軽くドライブによく出かけるようにして、車内でいろいろと将来についての話をするのが習慣になっています。
そのなかで
- アーリーリタイアしたらやりたいこと
- アーリーリタイアしたら住みたい場所候補
- 資産形成進捗
などなど、より具体的な話をたくさんしています。
このように、習慣化してしまえば、話の中でお互いのアーリーリタイアに対する意識についてもチェックできますし、いろいろと探りを入れることができます。
ただ、お子さんがいる場合は、このように2人の時間をゆっくり取るなんてことはなかなか難しいのかなとも思います。
大事ないのは夫婦の足並みがそろっていることなので、私たちのように毎日用に話さなくても大丈夫な場合もあるかもしれません。
2人とも同じ方向に向いていると意思決定もスムーズ
さて、アーリーリタイアを目指しているからといって、全くお金を使わないでいられるわけではないですし、生活していれば、臨時出費なんて言うものはつきものですね。
そんな中、何にお金をかけて何を我慢するのかという選択に毎日迫られている私たちですが、アーリーリタイアへ向けた目標の共有がしっかりできていれば、これは必要経費なのか贅沢品なのか、贅沢品だとしても今ここでこれだけの金額をかける価値のある贅沢品なのか…など、アーリーリタイアを見据えて意思決定ができるかと思います。
ちなみに、我が家の場合は、目標金額のほかに、目安となる想定残高も月次/年次で算出しているので、進捗がそれに対して順調であれば、あまり我慢せずにその時必要なものや欲しいものを購入しています。
意思決定の際に争わないために大切なことは、アーリーリタイアへむけての目標がちゃんと定まっていることと、その目標に対して進捗は順調なのか…ということを、共通認識として持てているかだと思います。
共通認識さえあれば、進捗が順調な時は臨時出費があっても過度に気にする必要はないですし、それが例え順調でなかった場合の臨時出費であっても(屋根が壊れた/水漏れするなどの必要経費であった場合も)目標へ対する進捗の共通認識を夫婦で持てていれば、それを加味した目標の調整を一緒にしたら良いですよね。
アーリーリタイアを目指してから…夫婦間の会話の変化
アーリーリタイアを目指してから、良かったことの一つに、夫婦間でのお金に関する話し合いの場が増えたということです。
お金の話って、あまりしたくない人もいるのかもしれませんが、とても重要なことで家族の将来にかかわることです。
なので、アーリーリタイアを目指す前は、私が一元管理していた家計にも、夫ももっと興味を持ってくれるようになったし、改善などの提案も出てくるようになりました。
現在も不自由なく暮らしつつ、将来の豊かな暮らしを確保するにはどうすればいいか、という問題は、早く取り組めば取り組むほど有利に解決できる問題です。
夫婦でこの課題について真剣に考えて、目標を掲げ、目標達成に向けて一手一手愚直に実行し、着実に目標に近づければいいなと思っています。
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