あと何年でリタイアできるか…これはアーリーリタイアを目指している方なら一番気になる質問でしょう。
かくいう私も最近は毎日「いつアーリーリタイアできるか」ばかり気にしていますが、今日はインターネットで見つけたアーリーリタイアまでの時間を算出してくれる計算機についてです。
目次
NetworthifyのEarly Retirement計算機
これはアメリカのサイトなのでドル基準ですが、単位は違えど日本円にして使うこともできます。
この計算機は、
- 今の収入
- 今の支出(今の貯蓄率)
- リタイア後いくら貯蓄から使う前提なのか
- 期待するリターン
をもとにして、あとどのくらい同じような生活を続けていれば、リタイアできるかを計算してくれるサイトです。
NetworthifyのEarly Retirement計算機はこちら
Early Retirement計算機の使い方
まず、今の収入や支出などを入力します。
上から
- 現状の手取り収入
- 手取りのうちの貯蓄
- 手取りのうちの支出
- 貯蓄率
- 今現在の資産合計額
- 投資の想定リターン
- リタイア後の引き出し率
2と3と4は関連しているので、どれか一つの値を入力すると、他2つの値は自動的に算出されます。
すべての値を入力したら、Crunch the numbersというボタンを押してチャートを出力。
貯蓄率によって前後するアーリーリタイアターゲット
これは一例ですが、現在の資産額は0ドルで、年間50,000ドル(1ドル100円として500万円ほど)の手取り収入があり、そのうちの20,000ドル(同左200万円相当)で1年間生活をするとします。
そしてリタイアまで大体5%の投資リターンを想定して、リタイア後は大体全資産の4%を引き出しながら生活すると仮定した場合、今から12.4年後にリタイアできる!とのことです▼▼
貯蓄率60%を12.4年継続でアーリーリタイア実現できるとのことですが、手取り年収5万ドルと据え置いた場合、貯蓄率はどのようにアーリーリタイア実現時期に関係しているかもチャートで確認することができます。
たとえば、緑いろでハイライトされている”60″は、前述の通り、12.4年でリタイア実現水域まで資産額が到達する見込みですが、仮にもう少し頑張って貯蓄率を70%にした場合はどうでしょうか。
12.4年で達成見込みだったのが、8.8年まで縮めることができるようです▲▲
ツイッターやネット上で、めちゃくちゃ生活を切り詰めて30代でアーリーリタイアを実現させている方たちがいますが、このグラフを見ると、そんなの夢のまた夢!というわけではなく、再現性も高そうなことがわかります。
リタイア時いくら資産があるのかも表にしてくれる
さらに、リタイアまでの資産推移の表も出力してくれます。
この表は、先に入力した年間貯蓄額と市場の想定リターンの値をもとに計算されています。
試算によると12年後には大体50万ドルのリタイア資金があるとのこと。
実際に一年ごとの想定資産額もわかるので、1年ごとにセルフチェックできますね!
ちなみに、私の現収入と支出をもとにした試算では、想定リターンは保守的に4%、そしてリタイア後も1.5%の引き出し率に設定すると、アーリーリタイアまであと20年ほどかかるという試算でした。
それにしても20年って…貯蓄率が低すぎるので、そんな結果に終わっているのは明白ですが…長いです。
マーケットの想定リターンを保守的に設定したので、平均的に年率4%よりも良いリターンが続き、20年よりも早くアーリーリタイアできるようになることを期待しています。
この試算はあくまで目安!
最後にですが、この試算はあくまで目安ということを忘れてはいけませんね。
この試算の前提にあるのは、今の収入が続き、生活費にも大きな変動がなかった場合…ということ。
さらに、リタイア後も同じような生活費で生活していけることが前提になっています。
今、極限まで切り詰めた生活をしていて、仮に10年以内にリタイアできるとの試算が出てきていても、リタイア後はもう少し財布のひもを緩めて、いろいろなことにチャレンジしたいな、旅行もしたいな、おいしいものも食べたいな~なんて考えている方には、使い物にならない計算機です。
その場合は、想定よりも短い年数がはじき出されてしまい、ぬか喜びになりかねません。
なので、大前提としてある、今の生活をリタイア後も続けた場合…というのを忘れてはいけません。
それにしてもアーリーリタイア可能となるまでの年数と、貯蓄率の相関グラフを出してくれたり、リタイアまでの1年ごとの想定資産額も表にしてくれたりと、いろいろと便利です。
日々資産を積み重ねていけば、確実にアーリーリタイアまでの必要な年月は縮まっていきます。
なので、こういったツールをうまく使いながら、モチベーションを保っていけたらと思います。
NetworthifyのEarly Retirement計算機はこちら
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