アメリカで不妊治療:治療にかかるお金について(ICSI…顕微授精)

先回から引き続き、アメリカでの不妊治療でかかったお金について書いています。

クリニックごとに違いますし、保険のカバー範囲も違うので、あくまでも私の場合は…という経験談ですが、興味のある方は是非どうぞ↓↓

目次

顕微授精の料金

私たちのクリニックの場合、少しでも確立を上げるために、体外受精=顕微授精をお勧めしているとのことでした。

夫側は奇形が若干多い(Morphology rateが高い)といわれましたが、そのほかは特に大きな問題は見つかりませんでした。

ただ、私たちも少しでも確実なほうがいいので、顕微授精をすることにしました。

パッケージ料金

さらに、私たちのクリニックではパッケージ料金がありましたので、それを購入することにしました。

パッケージの選択肢は6つほどあり、年齢や抱えている問題、希望に合わせて先生と選んでいきます。

私たちが選んだのは13,800ドルのもの。

含まれているのは1回の採卵とそれに伴う諸々の費用(採卵までの超音波検査や採血なども含まれる)、顕微授精~培養の費用、PGT-Aのための細胞摘出、2回までの移植、1年間胚盤胞保存費用などなど。

また、含まれていないものは採卵時の麻酔代(別途450ドル麻酔科の先生に支払いました)、薬代、そして実際のPGT-A費用でした。

この時はまだ、1回の採卵で移植まで行けると思っていたので(今思うと能天気でした)1度目の採卵では全滅となることとはつゆ知らず。

詳しくはこちら→アメリカで不妊治療:採卵の日の記録…結果や感想など備忘録

今はもう一度採卵をしないといけない状況ですが、追加でいくらかかるか問い合わせています。

薬代について

薬代についてはかなり個人差があるかと思いますが、ざっくり保険適用前は10,000ドルほどだったかと思います。

途中からもう合算していくと滅入ってしまっていたので、端数は合算できていませんが、大体100万円超えてきた!と思ったので、それくらいだと思います。

幸いにも使った薬全部に保険が適用となったので実費は2000ドルも行きませんでした。

また、Out-of-pocketの上限に達した時点で、すべて100%カバーされていたので、そこからいくら追加で発注となっても、持ち出しはありませんでした。

ちなみに排卵までに使った薬は下記の通りです。

  • Gonal-F (ペンタイプ)
  • Menopur
  • Centrotide
  • Novarel

です。

その他抗生物質が処方されました。

PGT-A代について

PGT-Aの料金は全く別で、実際にPGT-Aをしてくれるラボから連絡が来ました。

私は残念ながらそこまで到達しませんでしたが、大体1つの胚盤胞で350ドル、5つまでは検体の胚盤胞が増えるごとに350ドルずつ加算されていきます。

6個から8個検体がある場合は2000ドルくらいのフラットレートでした。

それ以上!の場合は追加で1つにつき100ドルと。

体外/顕微授精はもともと高いのですが、さらにこの出費は大きいですよね。

それでもPGT-A代が高いということは、それだけ健康そうに見える胚盤胞がたくさんあるということで喜ばしいことでもあるかと思います。

以上、私のクリニックでの経験談になりますが、体外受精にかかる費用についてでした。

今後はまた2回目の採卵をする予定なので、そのことについても記事にしていきたいと思います。

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