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旅行先の空港でレンタカーを借りるとき、カウンターで次々すすめられる保険。「Do you need coverage?」と聞かれて、よく分からないまま全部付けたら1日50ドル近く上乗せに…なんて経験、ありませんか?私も最初は「断って事故ったらどうしよう」と怖くて、言われるがままでした。
でも仕組みが分かれば、「自分に必要な保険」と「すでに持っている保険」を整理して、ムダなく安心を確保できます。この記事では、アメリカのレンタカー保険を駐在・在住の日本人目線でまとめます。
※本記事は一般的な情報です。補償内容はご自身の保険契約・カード規約によって異なるので、最終確認は必ずご加入の保険会社・カード会社にお願いします。
目次
レンタカー保険は「役割別」に4種類
カウンターですすめられる保険は、実は役割ごとに分かれています。まずは全体像から。

- LDW/CDW(Loss/Collision Damage Waiver):借りた車を壊した・盗まれたときの弁償を免除してくれる、いわば車両保険。厳密には保険ではなく「免責の放棄」で、これを付けると事故時の面倒がほぼなくなります。
- SLI(Supplemental Liability Insurance):事故の相手への賠償(対人・対物)の上限を引き上げる上乗せ保険。レンタカーに最低限の賠償枠は付いていますが、州の最低ラインは低めなので、大きな事故だと足りない可能性があります。
- PAI(Personal Accident Insurance):自分と同乗者のケガの医療費。医療保険や自分の自動車保険と重複しがちな部分です。
- PEC/PEP:車内の持ち物の補償。携行品は住宅保険(レンターズ保険)でカバーされることも。
料金の目安はMoneyGeekの調査によると、LDWが$11〜32/日、SLIが$12〜17/日、PAIが$6〜9/日、フルセットだと$40〜56/日。3日借りたら保険だけで150ドル超え…となるので、重複チェックの価値は十分あります。
在米組はまず「自分の自動車保険」を確認
アメリカで車を持っていて自動車保険に入っている方は、自分の保険(コリジョン・コンプリヘンシブ含むフルカバレッジ)がレンタカーにもそのまま適用されるケースが多いです。この場合、カウンターのLDWを断っても、事故時は自分の保険で対応できます(自分の契約の免責額=Deductible、通常$500〜1,000は自己負担)。
- 確認すべきは2点:「レンタカーにも適用されるか(rental car coverage)」と「対人対物の上限額」。保険会社のアプリやカスタマーサービスで5分で確認できます。
- ライアビリティ(賠償)の上限が州最低ラインに近い契約の場合:レンタカーに限らずですが、上限の引き上げやSLIの追加を検討する価値があります。
- 注意:ご自身の保険が「ライアビリティのみ」の契約だと、レンタカーの車両損害はカバーされません。その場合はLDWを付けるのが安心です。
クレジットカード付帯のレンタカー保険も強い味方
アメリカの多くのクレジットカードには、レンタカーの車両損害補償が付帯しています。使う条件は基本的に2つ。「そのカードでレンタル料金を全額払う」「カウンターのLDW/CDWを断る」です。
- Secondary(二次補償)が主流:まず自分の自動車保険が支払い、免責額などの残りをカードが埋める方式。
- Primary(一次補償)のカードなら最強:自分の保険を使わずカードの補償が最初から出る方式で、AmexやChaseなどの旅行系カードに多い付帯です。保険の等級(保険料)に影響しないのが大きなメリット。
- 大事な注意点:クレカ付帯は基本的に車両損害のみで、対人・対物の賠償(リアビリティ)は含まれません。「クレカがあるから全部大丈夫」ではないので、賠償部分は自分の保険かSLIで確保を。
日本から家族が遊びに来る場合・渡米直後の場合
日本から来る親や友人がレンタカーを借りる場合は、アメリカの自動車保険もクレカ付帯(米国発行)もないことが多いので、考え方はシンプルです。
- 保険は「つける」が基本:LDW+SLIのセット、または各社のフルパッケージで。慣れない土地・慣れない左ハンドルでの運転なら、なおさら安心優先で。
- 免許の準備:日本の免許だけで運転できる州もありますが、国際運転免許証(日本の免許センターで即日発行)を持ってくるのが確実です。レンタカー会社がパスポートと合わせて提示を求めることもあります。
- 年齢にも注意:25歳未満はヤングドライバー料金が加算される会社が大半です。
- 日本の予約サイト経由も手:日本語の旅行予約サイトには保険込みプランもあり、家族に手配してもらうならこちらが分かりやすいことも。
カウンターで使える英語フレーズ
- 断るとき:「I’ll decline the coverage. I’m covered by my own auto insurance.」(保険は結構です。自分の自動車保険でカバーされています)
- クレカ付帯を使うとき:「My credit card provides rental car coverage.」
- つけるとき:「I’d like to add the LDW and liability coverage, please.」
- 内容を確認したいとき:「What does this coverage include?」
カウンターの担当者は保険を勧めるのが仕事なので、押しに負けそうになりますが、事前に方針を決めておけば「I’ll decline, thank you.」の一言で済みますよ。
まとめ:判断の目安はこの3パターン
- 在米+フルカバレッジの自動車保険あり:LDWは断る選択も合理的(免責額は自己負担)。賠償上限が心配ならSLIだけ追加。
- 在米+Primary付帯のクレカあり:カード決済+LDW辞退で車両はカバー。賠償は自分の保険で。
- 日本からの旅行者・保険なし:迷わずフルパッケージかLDW+SLI。数十ドルで買える安心です。
保険を整理してムダなく借りられるようになると、レンタカーでのロードトリップがぐっと身近になります。我が家は浮いた保険代で、旅先のおいしいもの食べたい派です。
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