マトリックスでおなじみのキアヌリーブスのアクション映画ということで、観てみようかと思ったのですが、マトリックスのインパクトが大きすぎて、そこまで期待はしていませんでした。
が、この映画…なかなかよかったので、綴ります!
目次
ジョン・ウィックのあらすじ
ジョン・ウィックはプロの殺し屋(暗殺屋)なのですが、凄腕中の凄腕…誰もが恐れる殺し屋でした。
殺し屋であるジョン・ウィックは、ある時一人の女性に会い、恋に落ち…やがて殺し屋をやめる決心をします。
殺し屋をやめた彼は、彼女とともに、少しの間とても平和な(元殺し屋とは思えないような)日々を送っていたのですが、ある日彼女は病気で亡くなってしまいます。
悲しみに暮れるジョン・ウィック、それでも彼女が残してくれた仔犬とともに、少しずつ立ち直ろうとするのですが、そんな時にロシアンマフィアのボスの息子に、お気に入りの車を奪われ、そしてその仔犬まで殺されてしまいます。
ロシアンマフィアのボスの息子に復讐を誓うジョン・ウィックですが、元殺し屋ということで、映画の中で描かれている復讐劇では、彼の殺し屋キャリアで得た能力が存分に発揮され、アクションシーンや銃撃戦など、見どころたっぷりに仕上がっています。
ジョン・ウィック1作目の率直な感想&見どころ!
この映画は、完全に男性が観て、とても楽しい映画ですね。(女性には…あまり響かないかも…。)
いろいろと、男性は観ていて痛快だと思いますが、もう少し詳しい注目ポイントはこちら▼▼
CG多用しすぎない!プロのアクションシーン!
ジョン・ウィックは、劇中、結構銃で撃たれるシーンも多いのですが、そのシーンがとても男らしいのです。
いうならば、アメリカ版「サムライ」。
ジョン・ウィックはスーパーヒーローではなく、普通の人間です。
ほかのアクション映画では、結構アクションシーンで、主人公が拳銃で乱射されても、なぜか全部避けてたり、弾を受けてもすぐに次の行動に出たり…あまりリアルに感じられない場合もあるのですが、この映画のジョン・ウィックは、撃ち合いでのアクションシーンが、本当にリアルでした。
あまりにも撃ち合いのシーンがリアルだったので、気になってインターネットでみてみると、やはり主演のキアヌリーブス、銃の扱いについて、「プロの殺し屋」という役柄にふさわしい技術になるまで、かなりのトレーニングを積んだようですね…▲▲
劇中で「車と犬」が意味すること
これ▲▲がジョン・ウィックが劇中乗っている車なのですが、この車は…なんというか、「アメリカ人男性がほしい車」といったシンボル的な意味合いもあるのです。
もちろん、ジョン・ウィックが大好きな車でもありました。
その大切な車を盗まれ、そして彼の最愛の女性の死後、彼の唯一のバディー(心の支えとなる友)となるはずだった彼女の残してくれた犬まで殺され…「復讐」という2文字が浮かばない男性はいないのではないでしょうか。
また、忠誠心が強く、仲間意識も強い”犬”という動物も、アメリカではシンボル的な意味合いがあり、「Dog is men’s best friend」という言い伝えがあるように、男性の好きなものの一つとされています。
この映画では、男性のベストアイテムである2つ「車と犬」が、とても効果的に描かれていて、そこにこだわるジョン・ウィックのストイックな心も、この映画がとてもエキサイティングに仕上がった要因であると思います。
あらゆる場面で浮き彫りになる2面性
あと、この映画…言うならば「裏と表」、「クラシックとモダン」、「血みどろシーンと洗練されたシーン」など、劇中のコントラストがとても印象的なのです。
例えば、ジョン・ウィックの持ち物…車はクラシック、だけど、家はめっちゃモダン。
彼のファッションも…「普通の人」というか、とてもラフな中年男性のような白Tシャツファッションから、オートクチュールのかっこいいスーツ姿まで…。
周りのセッティングも、モダンなクラブでパーティーがあるシーンでは、同じガラス張りでモダンなクラブ内のスパは、周りの壁が石でできていて、まるでヨーロッパのお城のような感じ…。
いろいろな場面でコントラストがはっきりとした映画でした。
ジョン・ウィック1作目…特に男性におススメ!
とりあえず、期待よりだいぶ良い映画でした!
この映画…監督の一人が、マトリックスの製作にかかわったデヴィッド・リーチだったのですね…後でWikipediaで知りました。
とてもシンプルなストーリーで、わかりやすかったですが、それぞれの戦闘シーンがとても魅力的に描かれていて、そこに観客が惹きつけられていくのではないかと思います。
特に男性におすすめな映画です。
殺し屋として、男性なら誰もがあこがれるような「誰からも認められた実力」を持つジョン・ウィックの復讐劇…痛快でした!
この記事は映画好きなジェイからの寄稿です。